インド人は外国語習得能力が高い

先日、IT企業幹部のインド人と話をしたのですが、その人は大学卒業後、インドで仕事の合間に日本語学校に通って、日本語をマスターしたそうです。

この他にも、日本に来ることなく日本語学校にも行かず、日本語を身につけた人は何人も知っています。彼らは語彙も豊富で、普通の日本人と話すのと何も変わりません(ただ漢字を使えると言う人は少ないですが)。

英語に比べて日本語は難しいと思うのですが、彼らは本当によく日本語をあやつっているといつも感心しています。

インド人と会ってると、外国語の習得はそんなに構えなくていい、簡単に考えようという気持ちにさせてくれます。

インド憲法では、連邦政府の公的共通語としてヒンディー語と英語が規定しており、さらに22の指定言語があります。そしてインドの紙幣には、17の言語で記載されています。

こういう環境下で、インド人は3言語は話せるというのが普通で、言語習得力がもともと強いのです。

これはもともと多くの言語がある環境下にあることと、自己主張をしないといけない世界で生きていくには言語能力は特に重要だからです。そしてこの自己主張するインドの文化では、とにかく話することで主張するので、こうした環境も言語能力の向上に大きく寄与しているのでしょう。

なお、インドビジネスにおいては、英語のみで全く支障ありません。インドのビジネスパーソンは皆英語を話しますので。

インドで成功するには英語力は必須で、親は子供に英語を徹底的に習わせます。また、英語の環境を好むため、留学先はアメリカが圧倒的に好まれ、日本に留学するインド人が少ないのも、英語環境でない事が大きく影響しています。

日本学生支援機構の平成30年外国人留学生在席状況調査によると、日本に留学しているインド人はわずか1,607人なのに対して、人口が圧倒的に少ないバングラデシュ人は3,640人で、ネパールに至っては24,331人もいるのにです。

私の知り合いのインド人の息子が日本に留学していますが、その人は父親が日本語力を生かして仕事しているので、息子もその道をたどろうとしているからで、日本に留学するインド人はこのような特別な環境の人が多いのです。

一方インドビジネスにおいて気をつけておかないといけないのは、インド人パートナーを見つける際、日本企業側はまず日本語スキルを必須の条件とする会社が多いのですが、そうではなくその人の業務スキルや人脈の方に重きを置かなければいけません。

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