インド企業は顧客の好みの変化に気付くのが速く、素早く対応すると言われています。また、新しいことを導入するスピードも速いです。
インド企業は、インフラの未整備や動かない官僚機構の下で生き残るために、トライ&エラーの精神が身に付き、企業を強くしてきました。
インド人には常識にとらわれない思考と、どんな逆境に合っても、その場しのぎであっても独創的で機転を利かせて解決すること、そして限りある資源を有効活用して打開するという精神が基にあります。この精神を「ジュガード(Jugaad)」と言います。
このジュガードの考え方が経営手段の一つでもあり、例えばタタモーターズの20万円の車開発などもこの例と言えるでしょう。またこの精神は、アメリカの大手IT企業などで、優秀な経営者を多く輩出している一因とも言えるのではないでしょうか。
インドでビジネスをしていると、いろいろな想定外の問題に遭遇します。何か起きるのが普通と言ってもいいでしょう。
上記のように、どのような状況であってもインド人は基本的に慌てません。このことは日本人にはイライラさせられる点でもありますが、我々も、問題が起きても柔軟に、臨機応変に対応すると言う考えがなければいけません。
インド人パートナーを選ぶ際にも、相手の頭が柔軟であることと、問題が起きてもあわてず対応できるかを見なければなりません。このことは彼らと仕事して行く中で、問題への対応を見ればわかるでしょう
中には、情勢の変化にも自分の考えを曲げないインド人もいますが、そういう人と組んでも、まずうまくいくことはないでしょう。
パートナー候補者とは、最初に話した時に、仕事の仕方や取り組む姿勢についてよく話しておくべきです。たとえば、たいした問題でないことてもこちらの提案に理由をつけて応じないというような人は、付き合うのをやめておいた方が良いでしょう。
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