上司には絶対服従

インドの大企業の経営者は欧米で教育を受けた人が多く、グローバルな視点を持った優秀な経営者が多いと言われています。実際、Googlrやマイクロソフト、Adobeの社長はインド人であることからもわかります。

こうした背景の下インド企業の特徴として、オーナー企業が圧倒的に多いこともあり、基本的にトップダウンで上司の命令は絶対です。これは、カーストなどの社会的規制に永く縛られ、押さえつけられてきた文化的な背景もあるのでしょう。インド人には長いものには巻かれろという態度が、身についているのです。

以前、知り合いのインドIT企業の日本支店のインド人営業マンの人から、突然に連絡を受けたことがありました。一通りの挨拶の後、「何でもしますので、何か仕事はないか?」などと、執拗な営業トークを受けました。私は、「これは上司から、売り上げに関してかなりのプレッシャを受けたな」と感じ、そう言ったらやはりそうでした。

またこんなこともありました。先日昔一緒に仕事をしたインド企業の一行(4人)が来日した際に、私に電話をかけてきました。私は本当は電話での英会話はしんどいのですが、インド人は義理堅い面があるので、全員が交替で電話に出て、結局4人すべてと話ししました。

そこでこの4人の中のある人が、これまで服従していた上司の人の問題点(悪口)を言いました。「これは、どういうことかな?」と思ったら、やっぱりその上司は降格されて、話をしているかつての部下と同レベルになっていたのでした。このようにインド人の間の上下関係と言うのは、端から見ても、非常にわかりやすいものです。

インド企業では上司の権限が絶対ですから、反対にインド企業に対して営業したい場合は、いかに職制上位の幹部にコンタクトできるかがポイントになります。そのためには、相手企業の幹部を引っ張り出し、その幹部と人脈を築いておくといった努力が必要になります。例えば、最初のコンタクトメールは土曜日に送ると、経営幹部だけが出社して、その彼が見て返事くれたりする確率が上がります。また、インド企業は経営幹部同士で人脈を持ってますので、一度経営幹部とコネができると他の会社の幹部とコネができる可能性が広がっていきますので、こういったつながりも活用するようにしましょう。

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