納期の問題

品質、納期、価格という仕事で大事な3要素の中で、インドとの仕事において特に注意すべきは納期と品質、特に納期です。

比較的納期の長い業務の場合、進捗確認は必ず必要です。ただ、これもあまり頻繁にやりすぎると、(1)こちら側も負荷がかかる、(2)しつこいと思われる、(3)次回以降の発注でその分の負荷を見越した高めの見積となる、(4)形式的な経過報告となりやすいというような弊害が生じます。

ですので、適切な頻度での適切な確認が必要になります。そのために、長い期間の業務では、作業を日本国内よりも短いフェーズに分けて、その区切り毎に確認していくことが大事です。できればその区切り毎に支払うような契約ができればもっと良いです。

以前、その区切りを前に進捗確認を行った時の話です。話してて、「進捗がないな」と感じました。なぜなら進捗していたら出るはずのない質問があったからです。ただ、そこで怒っては絶対にだめです。ここは、それ以降の相手のやる気を高めることに集中します。モチベーションが上がれば、次回の確認までには進捗が見られるでしょう。

適切な区切りをつけられない場合で比較的大きなプロジェクトの場合は、弊社ではインド側パートナーとの間で、契約時に週ごとの報告を義務づけるようにしています。

あとインド企業は、以前に約束した日時から遅れるといった、自分に都合の悪い情報は、聞かれてはじめて言うという傾向があります。最初はその人の性格かと思っていましたが、総じてそう言う感じです。

そして状況を詳しく尋ねると、「実は**については**の問題があったが、もう解決したので明日までにはできるでしょう」といった、怒られないような前向きな答えになります。このあたりは、問題はあったがお互い波風が立たないようにという日本人にも通じる感覚があるようです。こういった点を理解した上で、正確な現状把握と対応を心掛ける必要があります。

納期については「適切な頻度で確認」し、笑顔で明るくプレッシャーをかけるようにしましょう。まずは、相手が何でも話してくれるような雰囲気づくりが最優先です。

もうひとつ、相手により厳格な時間管理を求める場合は、我々の側も質問にはすぐに答えるなど、よりスピーディな対応をしていかなければなりません。

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